化学物質安全データシート
製造者情報
会社名 |
シグマ アルドリッチ ジャパン 株式会社 |
住所 |
東京都中央区東日本橋 1-1-7 |
担当部門 |
コンプライアンスグループ |
担当責任者 |
コンプライアンス担当 |
TEL |
03-5821-3240 |
FAX |
03-5821-3170 |
緊急連絡先 |
同上 |
作成 2001年01月01日
製品名 炭酸ストロンチウム
物質の特定 |
単一製品・混合物の区別 |
単一製品 |
|
化学名 |
炭酸ストロンチウム |
|
成分及び含有量 |
炭酸ストロンチウム 95%以上 |
|
化学式または構造式 |
SrCO3 |
|
官報公示整理番号 |
化審法: 1-171
安衛法: - |
|
CAS No. |
1633-05-2 |
|
国連分類及び国連番号 |
国連の分類の定義上危険有害物に該当しない。 |
危険・有害性の分類 |
分類の名称 |
分類の定義上危険有害物に該当しない。 |
|
危険性 |
不燃性であり、特に問題はない。 |
|
環境影響 |
水に殆ど不溶で、特に問題はない。 |
|
有害性 |
粉塵を吸入すると、鼻、のどが刺激される。 |
応急処置 |
眼に入った場合 |
直ちに流水で充分に洗い流す。 |
|
皮膚に付着した場合 |
直ちに付着部または接触部を多量の水で充分に洗い流す。 |
|
吸入した場合 |
直ちに患者を毛布等にくるんで安静にさせ、新鮮な空気の場所に移す。
鼻をかませ、うがいをさせる。 |
|
飲み込んだ場合 |
毛布等で保温して安静にさせる。多量に経口摂取した時は、多量の水または食塩水を飲ませて吐かせる。 |
火災時の措置 |
消火方法 |
不燃性であるが、周辺火災の場合は速やかに容器を安全な場所に移す。移動不可能な場合は、容器及び周囲に散水して冷却する。 |
漏出時の措置 |
できるだけ掃き集めて空容器に回収した後、漏洩した場所は水で洗い流す。 |
取扱及び保管上の注意 |
取扱い |
粉塵を吸入しないように適切な保護具を着用する。酸と接触させない。 |
|
保管 |
密栓して冷暗所に保管する。 |
暴露防止措置 |
管理濃度 |
設定されていない。 |
|
|
許容濃度 |
日本産業衛生学会 |
設定されていない。 |
|
|
ACGIH |
設定されていない。 |
|
設備対策 |
粉塵の発生する場所は、できるだけ密閉化するか、局所排気装置を設置する。 |
|
保護具 |
必要に応じて保護手袋、保護眼鏡、防塵マスクを着用する。 |
物理/化学的性質 |
外観等 |
白色粉末、無臭 |
|
揮発性 |
無 |
|
沸点 |
分解 |
|
融点 |
分解(約900℃) |
|
比重 |
3.7 (20℃) |
|
溶解度 |
水: 1.1 mg / 100 g |
|
その他 |
希塩酸、希硝酸により分解する。 |
危険性情報
(安定性・反応性) |
|
不燃性である。 |
|
安定性・反応性 |
通常の使用においては安定である。酸により分解して二酸化炭素を発生する。 |
有害性情報
(人についての症例、疫学的情報を含む) |
皮膚腐食性 |
なし |
|
刺激性(皮膚、眼) |
眼に入ると眼を刺激する。 |
|
感作性 |
なし |
|
急性毒性(50%致死量等を含む) |
多量に経口摂取すると、悪心を起こす。 |
|
亜急性毒性 |
データなし |
|
慢性毒性 |
データなし |
|
がん原性 |
データなし |
|
変異原性(微生物、染色体異常) |
データなし |
|
生殖毒性 |
データなし |
|
催奇形性 |
データなし |
環境影響情報 |
分解性 |
データなし |
|
蓄積性 |
データなし |
|
魚毒性 |
特に問題はないと考えられる。 |
輸送上の注意 |
輸送に際しては直射日光を避け、容器の漏れのないことを確かめ、落下、転倒、損傷がないように積込み、荷崩れの防止を確実に行う。 |
その他 |
引用文献 |
・化学大辞典 共立出版社 (1963) |
|
|
・12394 の化学商品 化学工業日報社 (1994) |
本MSDSは自社MSDSデータベース並びに各種の出版されている情報、文献などに基づいて作成されていますが、すべての情報を網羅しているわけではありません。従って、本情報は化学物質の安全性の指標としてのみご利用ください。また、本MSDSの記載内容は情報提供を目的としており、当該化学物質の取扱い上のいかなる保証をなすものではありません。